3月2日は 如水鍼灸院の開業記念日。 慌ただしい日々の中ですっかり頭から抜け落ちていて、家族や患者さんからお祝いの言葉をかけてもらって気づきました。 続けてこれたのは 治療院にいらしてくださっている方と 支えてくれる家族のおかげ。 本当にありがとうございます。 (本当はありがとうの言葉では伝えきれない感謝の念でいっぱいです。) 最近は 鍼とツボの面白さに今更ながらはまっています。 それもこれも昨年から参加しはじめた とある鍼灸の勉強会での学びがあまりに素晴らしく。 もっと前に知りたかったという気持ちもありますが ここに至るまでに 色々な流派の 色々な先生に 沢山のことを教えていただいてきたことすべてが 学べば学ぶほど 脳内のあちらこちらで つながってきます。 そして鍼で劇的に効果が出せたり ツボのパワーをまのあたりにして 鍼灸ってすごいなあと改めて感動する一方で やっぱりオイルマッサージは別格 オイルマッサージは絶対やっていたほうがいい という確信もうまれました。 鍼灸だからこそできることがあるのと同じように オイルマッサージだからこそできることもあります。 もちろん びわの葉温灸もまたしかりです。 そういうわけで、いらしてくださった方のお身体と心の状態に合わせて うまく組み合わせたり使い分けていこうと決意を新たにしたところです。 いずれにしても 来てくださり身体をゆだねてくださる相手がいてこそ成り立つことです。 感謝の気持ちを忘れずに すぐ調子に乗るので謙虚に謙虚に!!と自分に言い聞かせつつ 11年目も信じた道を歩いていきます。 |
2019年になってもう8日!早いです。 聞かれてもないけれど勝手に今年の抱負。 今 勉強している鍼灸の流派をより深く学び極めること。 そしてそれを来てくださっている方に還元すること。 鍼灸師として社会に出て15年。。 不器用で要領の悪い私は まだまだ 学ぶことが山積みです。 謙虚に 地道に 積み上げていきたいと思います。 そして 年を重ねて守りに入っているのか 無病息災が何よりもの幸せだなあと思う日々。 家族と元気に無事すごせること 大好きな仕事を続けさせてもらえることに感謝して 欲張らず、焦らず、マイペースにいこうと思っています。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
子どものころから母によく言われてきたことに 「生兵法は大怪我の基」ということばがあります。 浅い知識やうろ覚えの技術はかえって危険なものである、という意味。 これはあらゆる健康法や治療、食事療法にもあてはまります。 まず大事なことは 健康法や食事療法について たとえ相手が有識者であっても 相手の話を鵜呑みにしないこと。 その健康法や食事療法を考案された方かそのお弟子さんにきちんとした指導をうけること。 それを実践していくうえで自己流になってしまうのは程度の問題はあるけれど仕方ない。 でも それを自覚して 人に安易に伝えることは慎むこと 伝えるときは必ず きちんとした指導者に指導してもらうようにと念を押すこと。 それが大げさでなく相手の命をまもることにつながる。 さらに 我々医療従事者は 健康法や食事法を本で読んだり人からきいただけでわかったつもりになって 人に伝えることを厳に慎まなければいけないと肝に銘じる日々です。 最近 この言葉を思い出したのは とこちゃんベルト否認派の話を伺ったとき。 とこちゃんベルトとは 産前産後に使用する骨盤ベルトのようなもので 出産を経験した方ならたいていその存在はご存知かと思います。 このとこちゃんベルトは賛否両論あって 批判的な方の意見は ゆがんだまま固定されるからよくない、骨盤をしめつけることで血行が悪くなるからよくない ということのようです。 そういうことをおっしゃる整体の先生や鍼灸師は 実際とこちゃんベルトをつけていて 難産になった人や 産後骨盤が歪んでしまった人を多くみてきた経験がおありなのでしょう。 が、実際のところはどうなのかというと。。。 私は妊娠中 とこちゃんベルトを考案された渡辺先生のセミナーをいくつか受講しました。 渡部先生は とこちゃんベルトはしめつけるものではなく支えるもの と強調されており また 装用の前に操体法で歪みをリセットすることの重要性を説いていらっしゃいました。 実際 きちんとした指導士のもとでとこちゃんベルトを購入した場合 操体法でのセルフケアを指導されたうえで しめつけずにふんわり支える装用の方法を教えてもらえます。 渡部先生の提唱する正しい方法でとこちゃんベルトを使えば 産前産後 使わないよりもはるかに身体への負担は軽減できると思います。 そして実際そういう方が沢山いらっしゃるから とこちゃんベルトがメジャーになったのだと思います。 ただ 操体法が面倒で とりあえずとこちゃんベルトつけておけばまあいっか なんとなくきつめにまいといたほうが気持ちいいし安心感があるから きつめにしちゃおう とか 勉強したにもかかわらず自己流に装着して十分な効果が得られない人も少なからずいて(私はまさしくそんな一人です笑) もっとひどいと ネットやフリマアプリでベルトを買って最初から指導を受けずに使ってしまう人もいるのでは。 それを見た整体師さんや助産師さんで知識の浅い方が とこちゃんベルトって良くないわ!と発言し それが一般にも広がってしまっているのではないかと。 これは 他の健康法や食事療法でも多々みられる現象。 きちんと学ばずに あるいは 学んだにもかかわらず自己流にやることで効果がでないばかりか 逆に危険な状態に陥っている方が多くいて それを目の当たりにした医者や治療家がその人のやっていた健康法や食事療法を良く知りもしないまま 批判してしまう それをきいた人は 有識者がいうのだから その健康法や食事療法は誤ったものだ と認識してしまう。 もしかして その健康法や食事療法は その人にとても合っているものかもしれないのに。 なんだかとても残念なループです。 これはマクロビオティックの料理教室で学んだ時もよく感じていたことでした。 玄米についての賛否両論、糖質制限についての賛否両論、あらゆる治療法についての賛否両論、 すべておおもとは共通している気がします。 長くなりました。今回は自戒も込めての話でした。 |
いいわけないとわかってるのに、やめられないことって 人には一つや二つあるんだなと思います。 それは食べ物だったり、たばこやお酒だったり、 スマホ依存だったり、ゲーム依存だったり、、、 治療中にお話を伺っていて、 その人のやめられない癖とかやめられない何かについてのカミングアウトがなされると あーだから身体がこういうことになっちゃってるのかーと合点がいくことは多々あります。 でも、それをやめたほうがいい、とは一概に言えないなあと最近は特に思っています。 何故ならそれぞれの方にそうせざるをえない心と身体の事情があるから。 一見 悪 である それによって 心が解放されたり 一瞬でも幸福感や恍惚感を味わえたり それによって逆に 日々のネガティブな感情が少しでも軽減するのであれば そのメリットは無視できないと思うのです。 あらゆる病気の根源はネガティブな感情にあることが多いという見解から言えばですが。 それは問題の本質をごまかしてるだけ、という真っ当なツッコミもありますが 正しい道を追求することがいつも正しいとは限らない、 水清ければ魚棲まず! にんげんだものーー 矛盾があってツッコミどころ満載でちょうどいい。 だから、せめてそういう自分をゆるして、 ○○しちゃうから私の○○は治らないんだーとか ○○のせいで○○になっちゃうんだーという思考だけでも手離して ○○のおかげで救われている部分もある!と 感謝しちゃうくらいでもいいかなとまで思います。 ただ肉体のケアをしっかりしていくと やめられなかったあまり身体に良くないことを 自然に欲しなくなってやめられるということは多々あります。 それから、やはり当然その方のやめられないそれ、を やめれば肉体は格段に良くなるケースは多いです。 それでもそのやめられないそれ、を欲していた心の根本が改善されなければ また何か違う形でひずみが生じてしまうのもまた真実。 その心の根本、にアプローチしていくのもタイミング次第で 本人がその気になってふとそういう流れになる時があります。 そうでない時に周りがガヤガヤ言ってもかえってその方の心の負担を増やしてしまうのではないかなと そんなことも思っています。 |
ブログを放置しすぎて 何からネタにしてよいのやら。。。というかんじですが 最近 あらためて 快療法の瓜生先生がおっしゃっていた 「元気でいるには 息 食 動 想 環 の バランスが大事だよ」 という言葉を かみしめています。 息=呼吸 食=食事 動=体操や運動 想=想念 環=住環境や社会的な環境(人間関係など) どれもが 満点でなくてよいけれど どれかが著しく低い点数だったらいくら他が良くても元気ではいられない むしろどれかにこだわって極めるより どれも いい加減=良い加減に ほどほどに気を付けるくらいがちょうどいい いい加減 良い加減 ほどほど って なかなか難しいですけれど。。。 人によってその基準も違うし その偏りこそが個性でもあって面白いところ でもちょっと心にとめておくといい言葉だなあと思っています。 瓜生先生は 逃げるが勝ちだよ というのもおっしゃっていたなあと思いだします。 どんなに健康に良いことを心がけていても おかれている環境が過酷なら 早いうちに逃げたほうが良い、と。 これまた がんばりぬくことが大事 という価値観もあり 環境を変えても自分自身がかわらなければ うんぬんという 精神論ももっともなのですが でも わが身をまもるために 人に後ろ指さされようがなんだろうが 逃げるときは逃げる それも大事です。 あと 君子は危うきに近寄らず。。。ともいうように あやしい あやうい 環境には もともと最初から近づかないのが賢明だと思います。 快療法を勉強したのは もう10年前のことで 瓜生先生も今はお亡くなりになりました。 頭蓋仙骨療法やオーリングなど教えていただいたのに治療には活かしきれずにいることも多々ありますが 快療法の思想は これからも根底に持ち続けていきたいと思っています。 |
Author:josui888