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このブログでも ご家族の方に向けて メッセージを何度か書いています。 それは 治療にあたって ご家族の意識や行動がご本人に及ぼす影響がはかりしれないことを 肌で感じているからです。 再三お伝えしているように 私は 現代医療の標準治療を選択しようとしまいと (手術・抗がん剤・放射線療法その他化学療法をうけようと うけまいと) どんな食事療法をしようとしまいと 治るときは治る と信じています。 実際 この治療院に通ってくださる方のなかで 余命宣告をはるかにこえて 日常生活を送っていらっしゃる方の中には 標準治療をひととおりフルコース受けられた方もいらっしゃれば まったく標準治療を拒否して 代替医療のみで治療に取り組んでいらっしゃる方もいらっしゃるのです。 (ただ ごく 個人的な見解として 抗がん剤治療による治療で治癒していくためには 色々な条件が揃う必要があるとは思っています。 よほどの肉体的、精神的強さは必須で それは ある種の鈍感さ とも言いかえられると思います。 肉体的、精神的に感受性が強い方には 抗がん剤治療はやはりハードすぎるのではないか と 思っています) 食事や運動に関してもあまりに千差万別で 共通項が見いだしづらいなかで ご家族の気持ちが同じ方向を向いているというのは大きいファクターだと感じるようになりました。 前回ご紹介した以下の本は ずばり 題名から 「家族のケアでがんは消える」
この本の活用法として 私がまっさきに浮かんだのは ご本人は抗がん剤治療をうけたくない 食事療法や代替医療をとりいれたいとお考えで ご家族は 標準治療をうけてほしいと望んでいる という場合に ご家族に できるだけまっさらな気持ちでご一読いただけたらいいのではないか ということでした。 そして こういう考え方もある ということを 納得していただいたうえで 協力してもらえるようにお願いすることが 必要なのではないかと思います。 実際 食事療法や代替医療を選択した場合 ご家族は実質的に時間と労力を使うことになります。 金銭的にも 標準治療だけを受ける場合よりも負担が大きくなるケースも多いです。 その中で ご家族が 腑におちていない状況では ご家族にとってもあまりにストレスが大きいと思います。 ご家族が こういう本を見ることすら拒否する という場合もありますが そういうときも無理強いせず 少しずつ わかってもらえるように歩み寄るしかないように思います。 あとは ご夫婦では 代替医療で治療していこうと意思を固めていても そのお子様や あるいは ご両親が それを認めがたい という場合にも こういう考えで 我々はやっていこうと考えているから 応援してほしい とお願いして やはり足並みをそろえ 同じ方向を向いてすすんでいくほうが 治療経過はいいように思います。 この「お願いする」「頭をさげる」ということは 人によってはとても抵抗を覚えることかもしれませんが だからこそ とても意義のあることで ひとつ 突破口になる気がします。 それから そういう場合 反対するのは ご本人を思いやるからこそ 少しでも長く生きていてほしいと願うからこそなので そのことに対する 御礼の言葉も大事だと思います。 逆のケースとしては ご家族は ご本人に標準治療を受けてほしくない 食事療法や代替医療で治療してほしいし そのための協力はおしまない と お考えでも ご本人は 標準治療での治療を望んでおられる ということもあります。 その場合は ちょっと この本の出番ではないと思います。 本当にご本人のためを思ったらどうしてあげたらいいのか 答えはそれぞれ異なると思います。 ただ ご本人の人生はその方のもので 当たり前ですが ご家族のものではない それは曲げようがないことだと思います。 一方で ご本人も ご家族の人生はご家族のもので ご家族の気持ちはご家族のものである以上 病人は自分なのだから自分の意見が尊重されてしかるべき という姿勢だと うまくいくものもうまくいかなくなります。 人生経験の浅い私が言っても説得力に欠けることは重々承知していますが やはり治療においても 歩み寄ること お互いの立場に立って思いやることが 本当に本当に大事なのだと 臨床上 沢山のご家族とお会いしてお話しする中で痛感しています。 いずれにしても つくづく… 人は 自分が正しい と 思うようにできている生き物なんだなあと思います。 でも治療していくうえでは 正しさはあまり重要ではない気がしています。 そもそも その 正しさは あくまでその方にとっての正しさであって きわめて主観的なものです。 それぞれの正しさを主張して貫き通すよりも ご家族同士がわかりあい 心がよりそって ご本人にとって心安らげる関係でいてほしい 今そうでないご家族がいらっしゃるなら そこに近づくことをあきらめないでほしいと 心から願っています。 |
![]() はるばる ニュージーランドまで行ってきて 一番 幸せだったのが クライストチャーチ郊外のビーチにある図書館でのんびりしたことでした。 この写真は ガラス張りでビーチ真ん前のソファに座って撮ったもの ちゃんと足置きまであって極楽でした(下の方に私の足が写ってます。お見苦しいのですが) 今回の旅 海、山、川、滝、湖、星空…と大自然を満喫してきましたが その一方で のんびり時間を忘れて読書三昧できたのがよかったです。 (移動と待ち時間がいっぱいあったので。。。) 普段はどうしても 仕事に役立ちそうな本ばかり ものすごい勢いで乱読しているのですが 今回はじっくり 味わって 思う存分 本の世界にひたりました。 10冊以上読んだ中で もしかしたら どなたかの参考になるかも という本があったので ご紹介します。
病気を治すには 心身共に癒えていくには こころの問題は避けて通れないのは確かだと思います。 現代医療、その他代替医療の物理的な刺激や処置、 食事、運動などの生活習慣の改善だけで問題が解決することももちろんありますが 非常に多くのケースにおいて こころの持ちようが鍵になっているように感じます。 スピリチュアル系の「愛」とか「祈り」とかが どうもぴんとこない という方や 引き寄せ、ニューエイジ系の思想に違和感を覚えるという方でも この本の視点は参考になるかもしれません。 そして今回の旅で 唯一 医療系の本
こちらに関しては 本当に役立つ情報が満載でした。 また別記事で詳しくご紹介します。 |
Author:josui888